さぁ、海外へ行こう!と思い立った所で悩んでしまうのが行き先ですよね。
特にワーキングホリデーで人気のカナダとオーストラリアは皆さん悩まれるケースが殆どだと思います。
そこで今回は自分の経験を元に、オーストラリアとカナダを比較してみたいと思います。
注:あくまでも個人の感想なので実際の感じ方は人それぞれですので、参考程度に読んで下さい^^
⒈住むならどっち?
初めての人もそうでない人も、やはり気になるのは住みやすさだと思います。
家賃はどのくらいだろう、治安はどうなんだろう、私も住むまでは色々と想像して不安でしたが、住めば都^^
ここでは、生活費と気候についてお話したいと思います。
生活費についての比較
やはり気になるのが生活費。まずは分かりやすくオーストラリアのシドニーとカナダのバンクーバーでの生活費を比較してみましょう。
【オーストラリア・シドニーでの1か月の生活費相場】
私がオーストラリアに住んでいたのはもう10年以上も前のことなので、今回は今現在住んでいる友達に現地の情報を教えてもらいました。
<食費>
大体平均して、月に約4~5万円。
外食は月に2回程度、交際費として計算。毎日自炊をしての金額ということなので、学生さんやワーキングホリデーで3食自炊なしとなると、、もっといくと思います。
<家賃>
カップルで1BRのアパートorコンドを借りている場合で、大体週あたり$550~$800くらい。
日本円にすると、46750円~68000円($=85円で計算)。
週あたりで、なので月にすると×4=18万7000円~27万2000円という事になりますね!高級マンション並みでビックリしました。。
*但し、学生さん等は一部屋に3~4人でシェアしたりして一人当たりの負担を軽くして住む様です。
そうすると月に1人当たり46750円~68000円まで抑えることができます^^
あまりに他と比べて安い所はそれなりの理由があるかもしれないので、必ず内見に行くことをお勧めします。
【カナダ・バンクーバーでの1か月の生活費相場】
2021年10月現在、パートナーと2人暮らしの例をご紹介します。
<食費>
カナダも大体平均して、月に約4~5万円。
私たちの場合、お互いに食費として$450/月を共同口座に入れ、そこから家にかかる食費、トイレットペーパー等の消耗品を購入しています。
お互いが飲食店勤務のため賄いを頂けることもあるので、抑えれている方だと思います。
但し、外食代は交際費から捻出のため食費には入っていません。
バンクーバーは*チップ制なこともあり、外食をすると平均して一回当たりチップ込みで$20~$40、お酒有りの外食だと$50~は支払う事が多いので、ここがオーストラリアと大きく違うところだと思います。
*チップ制=カナダでは、一般的に金額の10%~20%のチップを支払う文化があります。義務ではありませんが、支払うのが一般的だとは思います。
*チップ例:
食事代等のお会計が$20の時➡チップ15%=$3
美容院でのお会計が$150の時➡チップ15%=$22.5
<家賃>
カップルで街中心部の1BRのコンドを$2100/月(19万3000円程) で借りています。
私たちの場合、日本からバンクーバー入りして最初の1か月はシェアハウスのベースメントを$900/月 で借りました。
ここは街中心部からバスで20分以上離れた場所で交通の便も悪く、すぐにダウンタウンのアパートへ引っ越しました。
このアパートは1BRのユニットにリビングにカップル2人、部屋に私達2人の計4人で住んでいました。(今思うと恐らく違法なのではと思います)
1BR に4人でシェアというのはとても手狭で、お風呂の順番も我慢することもしばしば、プライバシーも無いようなこのアパートの一部屋を$1000/月で借りました。
バンクーバーでは、賃貸契約は最低1年以上住める人しか契約できなかったため、アパートシェアで乗り切っていましたが、やっと長期のビザがおりたので、ダウンタウンのアパートを$1800/月 で契約しました。
数々のハプニングを経て、今のコンドへ至るのですが面白い話なので、それについてはまた別でアップしたいと思います。
大体の留学生の方は自身でアパート契約とはいかないかもしれませんが、平均して1BRのアパートの家賃が$1700~$2200くらいなので、
ドア付きオウンルーム $900~$1200/月(8万2300円~11万円)
リビングルーム等シェア $550~$700/月(5万600円~6万4000円)
くらいの物件が、シェア人数も丁度よい物件になるかと思います。
<食費> 4~5万円/月
気候についての比較
続いてはそれぞれの気候をみていきたいと思います。こちらもシドニーとバンクーバーで比べていきたいと思います。
【オーストラリア・シドニーの気候】
まず第一に注目なのが、オーストラリアは南半球に位置するため日本とは気候が逆になります。
なので9~11月が春、12~2月が夏、3~5月が秋、6~8月が冬に当たります。(サンタクロースはサーフィンに乗ってくるそうですよ 笑)
温帯性気候に属してるので、四季が割とはっきりと感じることができます。
日本人には過ごしやすい季節変化だと思います。
春・夏では、カラッとした気候のため、日陰では割と涼しく感じます。薄手の上着があるといいですね。
また、秋・冬では昼夜の温度差が結構あるので、昼間暖かくても夜は冷え込む可能性があるので、上着を持っているといいと思います。
また、シドニーは年間340日以上晴天、降水量もひと月100ミリ前後と少な目で、日本の梅雨や東南アジアなどの雨季に当たる時期はありません。
雨が嫌いな人には最高の気候ですね^^
雨が少ないため深刻な水不足が問題となっており、シェアハウスによってはシャワー10分ルール!!があるところも多いです。
満足にシャワーを浴びれない事もありますので要注意!
【カナダ・バンクーバーの気候】
バンクーバーにも日本と同じように四季がありますが、大きく雨季(11月~4月)と乾季(5月~10月)に分けることができます。
乾季では、雨も少なく晴天が続きカラッとした気候で、気温も20℃前後ととても過ごしやすいです。夜の9時過ぎまで明るく、一日が長く感じられます。
一方、雨季では、レインクーバーの異名を持ち、毎日雨かという程に雨が多く、暗くどんよりとした日が続きます。
現地の方に聞いた話なのですが、この、夏とはうってかわって、薄暗くどんよりとした日々が続くことで、季節性情動障害(Seasonal Affective Disorder)、通称「季節性うつ」を発症してしまう人も多いそうです。
ですが、現地の多くの方は慣れているのか雨でも傘もささず、雨季の楽しみ方を見つけておうち時間や室内イベントなどを楽しんで過ごします。
また、バンクーバーは冬でも0℃を下回ることはあまりなく、雪も積もるほど降ることは珍しいです。
⒉働くならどっち?
留学をしようと思っている人の中でも、ワーキングホリデーの方は仕事を探すことになると思います。また学生の方も、週に何時間までなら働けるというビザもあるので、職探しについてここでは比べてみたいと思います。
求人の量や種類・賃金の比較
オーストラリアもカナダも、今や日本からの沢山の留学生や移民者がいるので、求人の多くは日本食レストラン・日系ヘアサロンなど英語が苦手でも、日本語で働ける環境が整っているといえます。
求人の量も割と短期で人が入れ替わるため、常に募集が出ている店なんかも多くあります。
ですが、オーストラリアでは1年間の滞在期間中、1雇用主のもとで6ヶ月しか働くことができないのに比べ、カナダでは期間関係なく1雇用主のもとで働くことができます。
例えばワーキングホリデーの場合、多くの人は初めの1~3か月語学学校に通う事になると思います。(通わない人もいるとは思いますが)
そこから「さぁ、働くぞ!」と思った時にビザの残りは既に9~11か月。少し旅行もして帰りたいなぁ、なんて思うと期間関係なく働けるカナダは職を変えずに済むので楽ですね^^
最低賃金はどちらも日本より遥かに高いです⤴
バンクーバーでの最低賃金は時給15.20カナダドル(1381.98円)
シドニーでの最低賃金はなんと!時給20.33オーストラリアドル(1704.03円)
更に、休日・祝日出勤手当もあるので、例えば祝日に働いた場合
バンクーバーでは給与1.5倍
シドニーも土日1.25~1.5倍、祝日は2倍
を支払うという決まりがあります。
稀に、現金で日本人留学生を最低賃金以下で雇おうとする雇用主がいますが、これはどちらの国も違法行為です!働かせた方だけではなく、働いた方も罰せられるので要注意です⚠
チップ制なので、サーバーとして働くと時給に加え、さらにチップも貰うことができます。
お店や働いた期間によってチップ率が異なるため一概には言えませんが、
お酒を扱わないレストランで、3~5ドル/時
お酒を扱うパブや居酒屋で、10ドル/時
くらいはもらえる可能性があります。(私の友達は週4日×5時間で一か月の家賃分$900はチップでまかなえたと言ってました!)
⒊勉強するならどっち?
留学の目的は様々ですが、やはり多くの人の目的の一つとしてあげられるのが英語の習得だと思います。ここでは、英語の発音や語学学校の特徴について比較してみたいと思います。
語学学校の比較
語学学校に関してはどちらの国も大きく差はありません。
どちらの国(都市)も語学学校の数も種類も豊富で、また様々なプログラムが学校によって組まれていますので、渡航前にしっかりとリサーチして自分に合った学校を選ぶことが大切です。
何か違いがあるとすれば、カナダはCOーOPビザという学校で学んだ期間と同じだけのインターンシップとして働けるビザがあります。これは有給なので、学んだ後に仕事で活かしたい!という人にはもってこいのビザといえます。
オーストラリアでもインターンシップ制度はありますが、その多くは無給ボランティアなのでお金の心配がなければ、こちらも利用するとスキルアップに繋げることができます。
英語についての比較
【オーストラリアの英語】
オーストラリアの英語は、もともとイギリスの植民地であった事や原住民アボリジニの影響で独自に形成された英語といえ、訛りが強いことで有名です。
また、オーストラリアの国民性ともいえるノンビリとしためんどくさがりな面が反映されたのか、単語や言葉を短縮して話すことがよくあります。
例えば、
・Ta「タ」
“Thank you”の短縮形
・mossi「モージー」
蚊を意味する“mosquito”を変形したもの
・cuppa「カッパ」
“cup of tea”(一杯の紅茶)を短縮したもの
等のように、覚えきれないほどの短縮形や変化形言葉があるので、初めはまるで呪文の様に聞こえてました(笑)
たった一年留学した私も、日本に帰国してカナダ人の方と会話したときに「オーストラリアに行ってたの?」と聞かれ、訛りが移っていたんだなという事がありました。
【カナダの英語】
カナダの英語は一般的に、訛りが少なくクリアで聞き取りやすいと言われています。日本でよく耳にする英語はアメリカ英語ですが、ネイティブの方でも判別が難しい場合もあると言われる程に、この二つの英語はよく似ています。
地方によって多少の訛りはあるものの、カナダで習得した英語の発音で困ることはないと言えます。
例えば日本語を学びたい外国人の方がいたとして、その人が大阪弁を話そうが博多弁を話そうが日本語を話せることには変わりはないと思います。
ですが、まず学ぶ際に訛りのない綺麗な英語を習得したいのであれば、カナダが向いているのかもしれませんね^^
まとめ
以上、オーストラリアとカナダの留学での比較を様々な観点からみてみましたが、どちらの国もそれぞれの魅力があって、やはり迷ってしまいますね。
自分自身の目的や将来設計、趣味やアクティビティーなどを考えて、自分に合った留学を成功させて次に繋げていきたいですね^^
ワーキングホリデーや留学について詳しいエージェントも多数ありますので、悩む前にプロのカウンセラーに相談してみることもおススメです。
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