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カナダ・バンクーバーで同性婚💍 必要な手続きや掛かった費用を紹介


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私事ではありますが、この度、同性のパートナーとカナダで「結婚」しました。

 

2023年には、「日本人の同性カップルが、カナダで難民申請」というニュースもありましたが、今、同性婚について皆さんどのようにお考えでしょうか。

 

賛否両論かもしれませんが、ここカナダでは「同性でも結婚できる」制度や、社会・環境が非常に整っていて、びっくりするほど「普通に」結婚することができます。

 

そこで、この記事では、カナダでの結婚の手続きや費用、また、同性カップルの目線から思う事を紹介したいと思います。

日本でも、こういった世の中になっていけばいいなぁという願いを込めて。

 

カナダ・BC州の結婚、日本と違うの?

素敵な人と出会って、結婚したい^^

日本だと、役所に行って書類を出すだけで、一応手続き終了ですね。しかし、カナダのBC州では、結婚の手続きを取る際、『必ず結婚式を挙げる』ことが必要です。

 

自分たちで、場所などを手配し、準備する必要があるのが「カナダの結婚式」。

とは言え、結婚式も日本とは全く違う!?

 

きっとカップルの数だけ、いろんな式があるカナダの結婚式。

あなた達だけの素敵な式を計画してみましょう^^

 

「結婚」する際に必要な手続き

それでは、簡単に『結婚する際の必要な手続き』を見ていきましょう^^

 

必要な手続き
  1. Marriage License(結婚許可証)を取りに行く。

  2. 結婚式を執り行ってもらうCommissioner(公証人)を探す。

  3. 証人2人の前で、結婚式をする。

  4. Commissionerが書類を提出ーMarriage Certificate(結婚証明書)を受け取る。

 

Marriage License(結婚許可証)を取りに行く

まず、必要なのがこの「Marriage License(結婚許可証)」の取得。

私たちは、先にコミッショナーに連絡を取っていたのですが、「まずそれを取っておいで」と言われました(笑)

 

友達にどこで取れるのか聞くと、皆「London Drugs(ロンドラ)‼」って言うんです。

「ロンドラにそんな書類取れそうなとこあるぅぅぅぅ??」

と思いながらも、行ったら、、ありました(笑)(疑ってごめん💦)

 

※London Drugs:ダウンタウン・グランビルストリート店

ここで、Marriage Licenseを取りたいと伝えると、

・顔写真付きのID2人分
・初婚か?
・生まれた場所や国

を提示、その場ですぐ発行してもらえます^^

 

費用は、C$100で、有効期限が3か月しかないので「3か月以内に結婚式を挙げてね」と言われました^^
(過ぎてしまったら、もう一度取り直しだそうです💦)

 

Commissioner(公証人)を探し、予約/打合せをする

続いて、セレモニーを執り行うCommissioner(公証人)を探していきます。

もし、知り合いの紹介などある場合は、その方にお願いすると思いますが、私たちは以下のオンラインでバンクーバーの方を探し、連絡してみました。

 

BC州:Search for Marriage Commissioners
https://connect.health.gov.bc.ca/marriage-commissioners

 

コミッショナーの方々は、移動可能な地域があるので、自身の式を行う地域可能な方を探して、電話もしくはメールで連絡してみました。

 

私たちの場合、同性カップルという事もあって、「厳格なキリスト教の聖職者だと断られるのではないか。。」と不安があったのですが、無駄な心配でした^^

 

💡「〇月〇日の〇時~、セレモニーをしたいんだけど、空いていますか?」と、お願いしたいコミッショナーさんにメールを送っていきます。

セレモニーを行う場所は、どこでもOK◎(予約が必要な場所の場合、まず場所をおさえておくのをお忘れなく☝️)

 

私たちは、サインをしてもらう友人二人だけの参加だったので、自宅のあるコンドのガーデンで挙げさせてもらいました^^(コンドの屋上や、近くの公園、ビーチなど、場所はどこでもいいのは嬉しいですね)

 

コミッショナーが決まると、どんな式にしたいか数種類のスクリプトが送られてきます。

その中から、自分たちに合うものを選び、打ち合わせをしていきます^^(私たちは、簡単な式にしたので一番短いものを選びました)

 

💡指輪の交換をするかしないかなども、自分たちで決めれるので2人だけの式を作ってくださいね^^

 

 

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Witnesses(証人)2人の前で、結婚式を行い、サインをもらう

いよいよ結婚式当日。2名のWitnesses(証人)に見守られながら、公証人のもと、永遠の愛を誓いあいます^^

 

打ち合わせ通りに式を進めていくのですが、途中で「Repeat after me」の部分があって、これが全部英語💦(当たり前ですが(笑))

2人とも、コミッショナーさんがゆっくり言ってくれる英文を、一生懸命復唱し、なんとか誓い合う事ができました🙈

 

式が終わったら、私たちのサイン・証人2人のサイン・コミッショナーのサインをして無事結婚する事ができました^^

 

💡式自体は、20分ほどで終了。サインが終わったら、コミッショナーさん手書きの結婚の証明書を貰う事ができます^^

正式なものは、後日送られてくるので、仮のものですが嬉しいですね✨

 

Commissionerが書類を提出、2-3週間後Marriage Certificate(結婚証明書)が届く

正式なMarriage Certificate(結婚証明書)は、結婚式から2~3週間後に自宅に郵送されます。

 

コミッショナーさんから、

「すぐ送るから、2~3週間で届くと思うけど、1ヶ月経っても届かなかったら、すぐ!私に連絡ちょうだい!文句言ってやるから😉」

って言ってもらえて、頼もしい限りでした^^

 

掛かった費用は?

今回、セレモニーに掛かったお金は、

 

  • Marriage License:C$100
  • Commissioner  :C$120+α
  • 場所代      : 無料

 

でした^^ 

 

私たちは、家族も日本だし、共通の友人もカナダでは少ないので「簡単な式」にしましたが、公園などで椅子を用意してセレモニーを挙げる人達もいます^^

そういった場合、イベンターを雇ったりすると費用が上乗せされていきますので、もうちょっと掛かると思います。(衣装やヘアセットなど)

 

何故、日本は頑なに同性婚を許さないのか?

今、こうしてパートナーとカナダで結婚までできて、家族になれた私ですが、残念ながら日本ではまだ、家族になる事はできません。

 

ここカナダでは、銀行口座・保険・緊急連絡先など、すべてにおいて「家族」と認められ、私になにかあればパートナーが全て触れる状態にしてありますが、日本では未だ、法的関係は「他人」のまま。

 

なぜ、日本は頑なに認めないのでしょうか?

 

2024年現在、主要7か国(G7)の中で同性カップルの法的な保障がない国は、なんと日本だけ

世界では、2001年にオランダで同性婚が法制化されたことを皮切りに、ヨーロッパなどで拡大したにも関わらず、、です。

 

これは、良くも悪くも「日本の生真面目な性質」が影響している気がします。

ルールは守る。出る杭は打たれる。マジョリティこそ全てーーーーー。

 

今では、同性婚が認められる国でも、昔は差別があったという背景がありますが、今ではここまで変わってきました。

時間はかかるかもしれませんが、いつか。日本でも家族になれたらな。と願うばかりです。

 

愛する人と時を過ごすのが一番大切

私は、今たまたま同性の方と結婚することになりましたが、日本にいたら、どうしていたんだろう。と不安になることがあります。

 

もちろん、今のパートナーを尊敬し、愛し、慈しんでおりますので、一緒にいる事は変わりはないのですが、そこには現実問題として「法的に家族になれない」問題は山積みなわけで。

 

相手を思うあまり、一緒に居れないカップルも多いだろうなぁ。と。

 

私が、今一番伝えたいのは(特に当事者の方々)、

「日本はまだまだ追いついていないけれど、一歩外に出たら法的に「家族」になれて、何も違和感などなく受け入れてもらえる社会はある」

という事。

 

家族愛・友愛・恋愛・ペット愛・子を想う愛……様々な形の「愛」がありますが、どの愛があなたを幸せにするのかはあなた次第。

 

どんな形でも、「愛」を手に入れて与える事ができれば、幸せです☺️

そのための一歩。決して諦めず、踏み出してくださいね^^応援しています👏🏻

 

まとめ

ちょっと話がそれてしまいましたが、今回は「カナダでの結婚の流れと、その費用」について、紹介させていただきました^^

 

日本のように、大きな結婚式を挙げる必要が無いので、その分二人の新生活を潤わせたいですね✨