現在カナダ・バンクーバー在住の私ですが、海外にいると「日本でおススメのバンドって何?」と聞かれることが結構あります。
バンドのムーヴメントはイギリスやアメリカからだと思っている外国人に、日本だって凄いバンドいたんだよ!と紹介したいですよね。
青春時代は『バンドブーム』だった私たちアラフォー世代の、「今だからこそ!若い世代に聴いてほしい!」そんな避けては通れない邦楽バンドを、バンドマンの目線から紹介していきたいと思います^^
「今でも語り継がれる伝説のライブ」などなど、ロマンで溢れる邦楽バンド。今回は、そんな世界に誇りたい邦楽バンドのお話で、一緒に時代を遡ってみませんか^^
90年代~絶対に聴いてほしい‼邦楽ロックバンド・10選!!
今では、音楽の聴き方というと「ダウンロード」が主流ですが、90年代はCDが最も売れた時代。
初めてお小遣いで買ったCDなんて、どうしても手放せなかったものです。
バンドマンにとって、集めたCDは自分のコレクションであり、バンド史そのもの。
よくメンバーで集まって、ライブDVDを朝まで観たのも良き思い出。
そんなバンド時代を過ごした私の、今だからこそ若い世代に聴いてほしい!!!!! おススメの邦楽バンドを紹介したいと思いますので、是非聴いてみて下さいね^^
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Go!Go!7188(ゴーゴーナナイチハチイチ)
まずは2000年にメジャーデビューした、鹿児島出身のスリーピースバンド【Go!Go!7188】。
サーフロック風のギターリフや昭和の歌謡曲を思わせる、和風なメロディが特徴的。
サウンドは3ピースと思わせない程力強く、王道ロックかと思えば、パンクも感じさせるビートもあって、10~20代の間で、一気に人気を獲得したオルタナティブ・バンド。
力強いサウンドとは裏腹の、ゆる~いユウ(Gt&Vo)のMCで、多くのライブを成功させ、多くのフェスにも参加。
ストレートで真っすぐなドラムサウンドが癖になること間違いなし!
<Go!Go!を知るならこれを観ろ!初武道館ライブ‼>
当時、ギャルバン(女の子バンド)の多くは、このGo!Go!7188のコピーバンドといってもいいほど人気でした^^
ブリブリに指で鳴らすアッコのベースがかっこいい!!! 一度は聴いてみて欲しいギャルバンです^^
<代表曲と言えばコレ>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
🥁『くのいち』
(これぞ和風ロック!かっこいい!!)
🥁『浮舟』
(これも「ザ・和風」という曲調。天才かと思った。)
🥁『紅い月に吠える夜』
(強烈なベースリフから始まるイントロが痺れる!)
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)
続いてはコチラ!日本のロックと言えば!!! 1996年にデビューの4人組ロックバンド【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT】。
ガレージロックを彷彿とさせる歪んだギターサウンドに、ロカビリーのビートが特徴的。
ボーカルであるチバユウスケのハスキーな声が、歪んだギターサウンドにマッチしていて、聴けば聴くほど癖になってしまう。。96年に「世界の終わり」でメジャーデビューを果たしてからは、人気は更に上昇。
欧米公演など、勢いは止まることなく加速し続けていたが、惜しまれつつも、2003年に解散してしまう。。
これは、とにかく黙って聞いてほしい。そんなバンド。
これぞロックンロールというか、ロカビリーというか、とにかくチバの声が耳に残る。
一度聴くと、また聴きたくなる。そんなバンドですよ^^
<伝説の解散ライブ!まずはこれを観てほしい!!>
モッズスーツに身を包んだ4人の演奏は、憧れの対象でしたね~!!
<代表曲といえば……>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(イントロのドラムフィルで「きたーっ!」ってなる!)
BLANKEY JET CITY(ブランキージェットシティ)
画像引用元:https://skream.jp/
続いては、上の「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」とも交流の深かった、*イカ天出身バンド。【BLANKEY JET CITY】。
※イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)
1989年~深夜番組として始まったバンドのオーディション番組。
ベンジーの愛称で親しまれる、浅井健一(Vo. & Gt.)の独特な歌声に、力強いベースとドラムが重厚なグルーヴを生み出す。
ロックンロールど真ん中といっていいギターリフやベースラインがとにかくカッコいい!!! 3ピースバンドとは思えないほどに重く、ずっしりとしたサウンドが特徴的。
ベンジーの繊細で、どこかはかなげな声は、「攻撃的」でもあり「不良少年」が「純粋に」「世の中を描写」している様なアーティスティックな世界を魅せてくれますよ。
<ベンジーの世界観溢れる絵本。必見。>
3人がそれぞれ強い音楽性やカリスマ性を持ち、それゆえぶつかる事も多く解散の話もよくあった。だからこそ生まれた楽曲は、最高傑作といえるものが多いのだろう。と勝手に思う。。
また、そんな3人だからこそ生まれる「ライブならではのパッションの弾け具合」が圧巻。
とにかく生ライブが1番!! そんな実力派バンド。
正直に言うと、初めて聴いた時は「苦手かもしれない。。」と感じたのだが、それはほんの少しの間だけで、「DERRINGER」を聴いた瞬間、鳥肌が立った。お腹の底からつきあげるような、そんな衝動を止められないバンドです^^
椎名林檎の歌詞に出てくる「ベンジー」とは、このベンジー(浅井健一)の事。
あの歌姫に影響を与えたバンド。必聴ですよ!
<伝説のラストライブDVD!3ピースとは思えない!!>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
ウッドベースのイントロが痺れるぅぅぅ!ハスキーなベンジーの声もまたいい。ドラム叩きたくなる1曲。
The Back Horn(バックホーン)
続いては、メジャーデビューから22年。未だに活動を続けている日本のオルタナティブ・ロックバンド!【THE BACK HORN】。
「共鳴」という言葉をバンドのテーマとして活動を続けているバクホンだが、そのテーマ通り「聞く人の心をふるわせる音楽」を届け続けている。
インディーロック、いやエモーショナルロックと言うべきなのか、歌詞から感じられるのは現代社会におけるアイデンティティの確立と矛盾との葛藤。
「引きこもり」「精神疾患」「異常犯罪」などといった、現代社会の特徴を聴く人に共鳴させるバクホンの音楽は、まさに魂の叫び。そういったものを感じさせてくれる。
当時、短大生だった私は心理学を専攻していて、「分裂症」や「境界性人格障害」を学んでいた。
そんな時に出会ったこのバンドはなんというか、「何があっても生きろ。」そういった強いメッセージ性がある様に感じてならなかった。
バクホンの様なバンドにはなかなか出会えないと思う。
重い葛藤を描いた楽曲があるかと思えば、その先に光が見える様な、あと一歩でそこに行ける。そんな希望を描いた楽曲もある。まさしく「生と死」。
ちょっと疲れたな。そんな時に聴くときっと共鳴するであろう、バクホン。是非、聴いてみて欲しい!!!
おススメしたい曲だらけで選べないが、選ぶとしたら。。を紹介。是非全部聴いてみて欲しいバンドです^^
<バクホン初心者におすすめ!セトリ最強!武道館ライブ>
<代表曲といえば…>
鹿児島の特攻記念館で見た「神風特攻隊」に衝撃を受け、作られた曲。
ドラム・ギター・ベース・ボーカル。どれをとっても素晴らしいの一言しかない。かっこいい。
何故か今、世界中でバズっていると聞いたけど、何故?嬉しいけれど「やっぱりな」という曲。必聴^^
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
🥁『罠』
(シンプルに聴こえるが、ずっしりとしたサウンドは独特。上手に叩くのはなかなか技術がいる曲。)
🥁『幾千光年の孤独』
(ドラマーなら、気に入るはず!途中の変拍子が気持ちいい!切り裂くようなギターリフも脳天にくるサウンド!是非聴いてみて欲しい^^)
椎名林檎(東京事変)
こちらは、今でも知らない人はいないであろう、唯一無二の歌姫。【椎名林檎】。
バンドなのに、ソロシンガーでは?と思うことなかれ。今回紹介したいのは、そんな歌姫の結成したバンド【東京事変】や、椎名林檎としてのライブでの最高級のバンドステージングである。
椎名林檎に関しては、若かりし林檎の尖った歌詞やサウンドを知らない若者が多いのには驚いた。
デビューしたての林檎は、攻めまくったキャラクターが彼女の世界観を表していたため、異端児とも呼ばれた存在。
そんな林檎が出産を経験し、母になっていく過程で、音楽性も少しずつ変わっていく様を、是非聴いてみて欲しい。
プロデューサーでもあり、椎名林檎・東京事変共に、ベ―スを担当している亀田誠治との出会いが天才的な椎名林檎のカリスマ性を確立したというエピソードも素敵。
林檎の音楽性は、ジャズやシャンソンをルーツに感じるものがある。それでいてロックの攻撃性もある。聴くに飽きない音楽を世の中に配信し続けることができるのは、まさしく天才。
ライブでの衣装やステージングも最高なので、是非ライブを観て欲しい。まるで一本の映画を観終わったような、林檎の世界にどっぷりと浸かってみては^^
<ライブは全てが圧巻! まずこれを観てみて👍>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(ドラマー刄田綴色さんのドラム、かっこいいですよね。。。ハイハットのオープンクローズ、ばっちり決めたくなる1曲。)
(ドラムは難易度高めだけどジャジーでかっこいい曲。ノリが出ないとダサくなってしまいますね。カバーは練習あるのみ!)
NYMBER GIRL(ナンバーガール)
こちらも忘れてはいけない、90年代のロックシーンをけん引してきたバンド【NUMBER GIRL】。
2022年に惜しまれつつも、解散を発表し終幕を下したナンバガに、影響を受けたバンドは多い。
音楽性は、ピクシーズなどのオルタナティブ・ロックに影響を受けていて、いわゆるギターロック調のシャウティングが特徴的。
中盤辺りから、レゲエや和を感じさせるサウンドを取り入れるようになり、よりナンバガらしさ。を確立した。
ギターボーカルの向井秀徳の世界観が、独特な魅力を生み出しているナンバガ。
万人受けというよりは、玄人受けがいいのではといった印象で、先に挙げた「椎名林檎」や「AJIAN KUNG-FU GENERATION」「凛として時雨」「きのこ帝国」などといった、多くのメジャーミュージシャンが、ナンバガから受けた影響について公言している。
<やっぱりこれがおすすめ映像だ‼>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(お経ロックと呼ばれた、衝撃曲。まるでお経なのにかっこいいやんか!!ってなる事間違いなし。)
(王道ガレージ・オルタナティブロックといえる曲。疾走感あるギターリフをドラムとベースが追いかけるのが気持ちいい。バンド初心者におススメの曲。)
くるり
画像引用元:くるり / QURULI
続いては、日本のポップロックを今も尚、けん引しているといってもいいであろう【くるり】。
くるりの特徴は、何といっても「常に進化をし続けるバンド」という事だ。
初期の頃から20年経つ今まで、様々なジャンルの音楽性を取り入れ、その度にメンバーチェンジをしてきている。
一概に、「こんな音楽性のバンドだ」と言えないところが、「くるりらしい」というか、まずは聴いてみて欲しい。この一言に尽きる。
<初心者におススメ!まずはここから^^>
このライブツアーの時のドラマー「クリストファー・マグワイア」が凄い。今までで最高の「くるり」だったといえる。
<代表曲と言えば……>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(思いギターサウンドが特徴的。かといって、ハードではなく突然疾走感サウンドが出てきたりと、飽きさせない曲。気だるいのに気持ちいい。そんな感じ)
AJIAN KUNG-FU GENERATION(アジアンカンフージェネレーション)
画像引用元:ASIAN KUNG-FU GENERATION
くるりと同様、常に進化し続ける「邦楽ロックバンド」として欠かせないのがこちら、【ASIAN KUNG-FU GENERATION】。
上で紹介した、ナンバーガールに影響を受けており、またUKロックにも影響を受けた彼らの音楽性は、鋭い日本語による歌詞とともに、どことなく「和風」を感じさせる。
インディーロックやパワーポップといったジャンルに位置しているとはいえ、どれをとっても「アジカンらしさ」が表に出ているのが流石。
変拍子も多く、ドラマーにとって教科書の様なビートもあるので、是非聴いてみて欲しい。
<たっぷり楽しめる20周年ライブ!!>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
🥁『君と言う花』
(裏打ちビートがめちゃくちゃかっこいい!MVもかっこいいから観て欲しい^^)
THE YELLOW MONKEY(ザ・イエローモンキー)
画像引用元:シネマカフェ cinemacafe.net
先に紹介した「椎名林檎」や「THE BACK HORN」に強く影響を与えたと公言されている、日本を代表するグラムロック・ハードロックと言えば【THE YELLOW MONKEY】。
一見、メタル系やビジュアル系バンドの様な面持ちだが、音楽性はデヴィッド・ボウイやミック・ロンソン、T.Rexなどといったグラムロックから、影響を受けている。
彼らの楽曲は、昭和の歌謡曲を思わせるメロディーが多く、キャッチ―で耳残りが良い。更に、強いカリスマ性を持つボーカル吉井和哉の声がすごく良い。
演奏もさながら、ライブでのステージングやMCなど、アーティストとしての演出も素晴らしく、飽きさせない。虜にする。そんなバンドです。
<初心者におススメDVDはコレ!メンバーの仲の良さが最高^^>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(ドラマ「砂の塔」のために作られた曲。ボーカル吉井さんの色気が漂う1曲です。)
🥁『悲しきASIAN BOY』
(弾んだリズムに7thコードのワイルドなギターサウンドが新鮮!思わず踊りたくなります^^)
ELLEGARDEN(エルレガーデン)
最後はこちら!【ELLEGARDEN】。今まで紹介してきたバンドとは少しカラーが違いますが、いわゆるポップ・パンク、パンク・ロックのジャンルでエルレを知らない人はいないのではないでしょうか。
外語大出身で、サンフランシスコでプログラマーとして就労していたボーカルの細美武士。彼の完璧な発音は本場アメリカでも定評があり、アメリカツアーも実現させているほど。
今や、超人気ロックバンド「ONE OK ROCK」のTAKAも彼らの影響を受けていると公言しており、毎回ライブ前にはエルレのライブ映像を観てから行くのだとか。
そんなエルレの楽曲は、どれもがキャッチ―で思わず口ずさんでしまう。
UKロック好きには少し物足りないかもしれないが、USロック好きには堪らないだろうエルレガーデン。
メロディック・パンク・ロックが好きなら是非一度聴いてみて欲しいバンド^^
<エルレを知るならこれ!!>
<ドラマーさるぼろのおススメ曲>
(タイトなサウンドと厚めのサウンドがバランスよく、エルレガーデンらしさが出ている曲。ドラムはノリキープがちょい難易度高め。)
まとめ
いかがでしたか? 今回は、今はもう解散してしまったバンドや、未だに邦楽ロックをけん引し続けるバンド、多くの邦楽ロックバンドの中から厳選した10バンドを紹介させて頂きました^^
今回紹介したバンドは、どれもが邦楽ロックの歴史を作ってきた神バンドばかり。
今のロックシーンに大きく影響を与えてきた彼らの音楽を、是非聴いてみてはいかがでしょう^^
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