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wowowドラマ【インフルエンス】1980-90年代の日本を舞台に描かれた絶望的ストーリー


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1970年代初期、高度経済成長期も終わり、雨後の筍のように建てられた団地ブームも終わりを見せ始めた時代。

そこから、日本はバブル崩壊へと落ちてゆき、失われた10年と呼ばれる深刻な経済不況へと突入しました。

 

この『インフルエンス』は、そんな時代を生きた、3人の女性の話。

 

当時の日本社会の背景を思いながら見ると、とても切なく、苦しくなる本作品ですが、必見の価値ありです!(特に、40代以上の方に見てほしい‼)

 

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『インフルエンス』の作品情報

画像引用元:Amazon Japan

2021年3月20日からWOWOW「連続ドラマW」で放送された、『インフルエンス』

橋本環奈主演による、50分x5話のサスペンスドラマで、友情が引き金となって3つの殺人事件を犯してしまった3人の女性の生涯を描く。

 

ある女性小説家のもとに、友梨と名乗る女性が「私と友人2人が犯した殺人事件を小説にして欲しい」とやってくるのだが、その真相は⁉

 

複雑に絡み合う3人の糸が、もう二度と解けないほどに絡まってゆく様が圧巻!のこのドラマ。必見ですよ^^

 

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原作は?実際にあった話?

原作は、近藤史恵による『インフルエンス』(文藝春秋)

 

この作品の舞台は、1980年代の地方の巨大団地。(もうこれだけで面白そうですよね!)

「同じ場所で育った友達も、大人になれば立場が変わり、見える景色が違ってくる。差の開き方は、男性よりも女性の方が大きいですよね。例えば、専業主婦とバリバリ働くキャリア.....女性二人のそんな関係はよく書かれていますが、今回は三人の物語。

三人の女友達が互いに影響を与え合う、十年、二十年、三十年にわたる複雑な関係を書きたいと思いました。」

出典:『オール讀物2月号』/2018年 文春より

先の見えない展開と、何とも言えない緊張感が読む者を魅了する本作品。

実話ではないものの、所々に作者自身の実際の体験談をちりばめているとの事。

 

ドラマでは、なかった描写ですが、原作では主人公たちの中学校で「知的障害の女の子が、いじめ殺される事件」が出てきます。

これは、作者が実際に自信の中学校で経験した事とインタビューでお話されています。

 

「いつ起こっても不思議じゃなかったのに、大人たちは、重大視せず放置していた、なぜもっと早く行動を起こさなかったんだ、と憤りを感じていました。」

 

校内暴力や家庭内暴力、児童虐待など、暴力が今ほど問題視されていなかった時代、昭和。

80年代独特のあのヒリついた空気感をあなたも体験してみませんか?

 

大まかなあらすじ

画像引用元:girlswalker

「女の子はおじいちゃんと寝ないといけないんだよ」

小学校二年生の友梨(橋本環奈)は、同じ団地に住む仲良しの里子(吉川愛)からこう言われるもその時は、何を意味するのかわかっていなかった。

その会話を聞いていた、友梨の家族は「何が起きているのか」を察しながらも、気付かないふりをし、「あの子とは遊ぶな。」と友梨を遠ざけようとする始末。

 

やがて、時がたちその言葉の意味に気がついた友梨は衝撃を受けるも、何もできない事に自責の念が育っていく。

そんな中、友梨は、暴漢に襲われそうになった転校生・真帆(葵わかな)を助けようとして、誤ってナイフで刺してしまう。

だが、何故か翌日、警察に逮捕されたのは里子だった___。

 

そこから、三人の奇妙な三角関係が複雑に絡み合ってゆく。。

 

『インフルエンス』を見た感想/レビュー

この作品を一言で表現すると、「だれもが経験したであろう、思春期と、大人に言えない秘密」といったところでしょうか。

それも、「女の子の」。

 

今年で40歳になる私ですが、一回り上の先輩の世代のお話なんですね、おそらく作者さんがそのくらいの年代。

それでも、幼少期のあの時代が蘇ってくるからこそ、深く引き込まれてしまいます。

 

今でこそ、性的虐待やDV・家庭内暴力や校内暴力といったバイオレンスは犯罪として罰せられますが、この作品の時代背景でもある「昭和時代」は、そういった事が見過ごされてきた時代だと思います。

 

見過ごされ、失望し、荒れた時代であったにも関わらず、当時の事を「ヤンキー」だの「ツッパリ」だのと、文化として面白おかしく語る作品は多い。

しかし、この作品の様に、当時の背景にそのまま引っ張り込むものは少なく感じます。。

 

『衝撃的なサスペンス』というよりは、『自分もこの三人の女の子側に立ってもおかしくない』と思わされる、フィクションと思えなくなる感覚を味わっていただきたい。そんな作品です。

 

バブル崩壊前後の時代背景

このドラマを見て、ふと思い出したのがつい先日、紹介した画家、「就職氷河期」を描き出した画家・石田徹也。彼は聖者になれたのか

彼もまた、この時代を生きたアーティストであり、彼の作品も妙に私たちを「ノスタルジック」な気分にさせてくれる表現者の一人。

 

「燃料補給のような食事」(別冊太陽:石田徹也より)

80年代後期というと、あの忌まわしい「オウム真理教事件:1987年~1995年」「女子高生コンクリート詰め〇人事件」など、歴史に残る大事件が起きた時期。

 

1990年代に入ると、加速する不況で、ますます引きこもりやDV、虐待などが増えた暗く重い時期だった事を記憶しています。。

そんな時代背景を思い浮かべながら見ると、より一層感じるものがあると思います。

 

「団地」という閉鎖的な舞台

この作品の引き込まれる魅力は何と言っても、この『地方の団地』という舞台。

 

上でも書きましたが、「誰でも経験した思春期と、大人に言えない秘密。」

この重く暗い、忘れかけていた記憶が蘇ってきてソワソワした。というレビューも多く見られます。

 

⚠️以下は、不快な表現が含まれますので、ご注意ください^^

 

当時小学生だった私は、5年生まで団地住まいだったのですが、この団地で

「近所のお兄さんから、親に言えないようなイタズラ」

を経験したことがあります。(10年後に「実は障害があった」と聞き、トラウマにはなっていませんが、当時の恐怖心は染みついて離れません。)

 

この時、親に言えない。あの大きな団地という共同住宅で、口にしてはいけない。そんな圧を子供ながらに感じていたのを覚えています。

 

もし!この時に、お友達が助けてくれていたら。そこで事故が起きていたら。

 

もちろん、ドラマのように殺人の連鎖にはなりませんが、いつ、その糸が絡みついていたかは分からない。。。

そう思うと、これはフィクションだけど、ノンフィクションのような感覚になってしまう、、のでしょうね。

 

▶興味深い書評があったので、拝借。

私は団地で育ち、市内でも最悪とささやかれていた中学校で三年を過ごしたので、『インフルエンス』を読むと、当時の記憶が感覚的に蘇ってきて息苦しくなる。これまで鑑賞してきた当時を描いたどんな作品よりも、私が通った教室の雰囲気が再現されているからだ。

控えめな筆致で、具体的な風俗などの記述もほとんどないのに、起きていたことの異常さがよく伝わって来て、自分の中学でも殺人事件が起きても全然おかしくなかったような気すらしてくる。小説の舞台に選んでくださったことに、深い感謝を捧げたい。

出典:文春文庫「かわるがわる絶望を口にする三人の少女」より

 

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まとめ

ここ最近のレビューは全て「WOWOWドラマ」。最高すぎませんか、WOWOW!!

この作品は、平成生まれの子達にはあまり刺さらないのかなぁ。。とは思います。

読む人を選ぶというか、、、昭和の雰囲気を感じた人は、グッとくるものがあるんじゃないかと。(とはいえ、平成10年生まれの相方は絶賛してましたが💦)

 

衝撃的な、王道サスペンス!というよりは、じめっとしてリアルなヒューマンサスペンス!是非一度、ご覧になってみてくださいね^^