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映画『神在月のこども』童心に帰って観たくなる。忘れたくない自然との繋がり。


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Netflixで「何かおもしろそうなアニメないかなぁ~」と探していて偶然出会ったアニメ『神在月のこども』

恐らく、ジブリ作品の関連から上がってきたのでしょう、日本神話がベースとなっているお話という事で、早速鑑賞。

 

海外在住ということも手伝ってか、すごく心に沁みた作品だったので、私なりのレビューをご紹介したいと思います。

 

⚠️私はカナダ在住なのですが、よく「どうやって、日本のドラマや映画観てるの?海外からでも、日本の動画配信繋がる?」
と、聞かれます^^

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『神在月のこども』の作品情報

画像引用元:神在月のこども : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - 映画.com

アニメーション映画『神在月のこども』は、出雲地方を舞台に、神様を題材にしたファンタジーアニメ。

日本神話や民俗学・伝承をベースに「神無月」と呼ばれる10月が、出雲地方では「神在月」と呼ばれる由縁を描く。

 

2021年に公開されたロード・ムービースタイルの作品で、声優陣は「千と千尋」でハクを演じた入野自由(いりのみゆ)や、ベテランの神谷明(かみやあきら)など豪華な布陣。

 

大まかなあらすじ

画像引用元:神在月のこども : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - 映画.com

主人公のカンナは、お母さんを失くしたことがキッカケで、大好きだった走ることに向き合えなくなっていた。

そんな中、彼女は母の形見である、勾玉(まがたま)の腕輪に触れ、神の使いである一羽のウサギ・シロと出会う。

 

カンナの母は、韋駄天(いだてん)の末裔で、毎年神在月に行われる神々の宴会のための馳走を出雲大社まで届けるお役目があったのだが、母亡き今、カンナにその役目を引き継いでほしいというシロ。

 

断ろうとするカンナだが、出雲へ行けば「もう一度母に会えるかもしれない」と、出雲を目指すこととなるのだが…。

 

背景にある日本神話・伝承

主なストーリーは、子供も理解できるようにシンプルに作られているし、「神様は本当にいるんだ!」と子供たちに思ってもらうのに充分の役目を果たしていると思う本作品。

 

しかし、大人でも楽しめる要素として、日本に語り継がれてきた「日本神話」「仏教の教え」「土地に伝わる伝承」がちらほらと散りばめられているのがなんとも素晴らしい。

 

「馳走」という言葉は、仏教から生まれた言葉ではありますが、「自然を尊重する」日本人の精神八百万の神を祀る民俗信仰である神道の考えとは通ずるものがあります。

 

日本人の持つ「いただきます」と「ご馳走様」のルーツは、恵みを与えてくれた自然そのものへの感謝も込められており、祀り=祭りで神様が召し上がったものを頂き、神霊との結びつきを強め、力を分けてもらい加護を期待する。

 

そういった背景を、今一度思い出させてくれる、そんなアニメ作品。

魂に刻み込まれているこの精神性を、今一度、振り返ってみたくなる。そして、神社へ参りたくなる。それだけでも、観る「意味」があるのではないでしょうか。

 

▼この本を思い出しました^^神様はいると思いますか?

saruboro.com

 

 

童話として愉しむ作品

私は、個人的にすごくお気に入りの作品なのですが、評価はなぜか低いです。その理由はどこにあるのでしょうか。

 

様々なレビューを拝見して感じたのが、まず「千と千尋」と比べてみている人が多いということ。

ジブリ作品の「千と千尋」と世界観は似ているので、仕方ないといえばそうなのですが、あそこまでストーリーをこねくり回していません。

 

「話が単純で、先が読めた。」

「現実味がない。東京から出雲まで走れるわけがない」

「子供向けで面白くない」

「嫌がる子供に走らせるブラック企業ストーリー」

「時間がゆっくりになる設定が雑」

 

まぁ、確かに言いたい事は理解できるのですが、恐らくその辺りの設定は子供向けなのかなと。

日本各地の実在する神社や、伝承が出てくるので「観るパワースポット」として十分楽しめたのは私だけでしょうか?

 

童心に帰って、日本を感じながら観る。そんな、童話の様な楽しみ方が良いのかもしれませんね^^

 

『神在月のこども』を観た感想/レビュー

画像引用元:神在月のこども : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - 映画.com

先でも紹介したように、この映画のあらすじは子供向けだと言えます。

走ることが大好きだった主人公カンナが、母の面影を追いながら成長していく様を描いていくロード・ムービーというと分かりやすいかもしれませんね。

 

しかし、私が興味深かったのはそのストーリー性ではなく、所々で出てくる神社やそこで祀られる神様、出雲大社での神々の集い。
さらには、子供時代を思い出す田舎の風景、森の中の音、神社の境内...。

 

正直なところ、今でも「神様」はいると思っている私ですが(変な宗教心ではなく。)、カナダに長く住んでいるため、中々神社やパワースポットへ参れない状況。

そんな中で、地方の神社や龍神信仰で知られる諏訪大社、さらには、出雲大社まで出てくるものだから、まるで神社巡りをしたかのような、神々しい気持ちになれました。

 

⛩️神様の存在に触れることができる(想像することができる)というだけで、良作だと思います^^

まるでパワースポットへ訪れた時の様な、心が洗われる感覚に、観終わったあと「神社へお参りに行きたいな」と思わされました。

「そろそろ、参りにおいで」と呼ばれているのかもしれませんね^^

 

カナダのバンクーバー在住の私は、1~2年に一度の一時帰国でしか日本の自然や、食べ物、神社などに触れることができません。

 

長く住めば住むほど、どれだけ日本の山々や自然が美しかったか、季節を感じる音が綺麗だったか、また自然の恵みである食べ物がおいしかったか。を嫌と言うほど実感します。

 

日本では、当たり前になって気付かなくなっている神々しさや、日本人独特の精神性・世界観がこの映画から感じられて、私はすごく気持ちが良くなりました^^

 

今のこども達に観て欲しい

カナダに住んでいて、他国出身の方々とお話するといつも思うのが、「日本人のみが持つ独特の精神性・世界観」は、失われないで欲しい!ということ。

 

日本では、古くから天の神、地の神、海の神、山の神、水の神、さらにはお便所の神まで、ありとあらゆる所に神様がいると語り継がれてきました。

💡他国では、一神教が多く宗教性はあるものの、日本人の様な精神性・感性は伝わらないことがほとんどです。

「いただきます」と、自然の恵みや食物そのもの、作ってくれた人々へ感じる心は日本人ならでは。

絶対に失われないでほしい精神です^^

 

人々の心にいなくなれば、存在しなくなる。日本に伝承される神々を伝え、自然の理を生きるのは、今私たちに必要なことなのかもしれませんね。

大地や海の恵みを頂き、自然と共生してきた日本人の精神的なルーツを今のこども達にも感じてもらいたいですね^^

 

まとめ

この映画をカナダでパートナーと観たのですが、観終わってすぐに「2025年度の出雲大社の神在月(神迎神事)」がいつなのかを調べました。

今年の一時帰国は10月いっぱいの予定。もしや、被っているのでは!?と期待したものの、11月29日~なので参れず。。

 

残念ながら、出雲大社の神在祭には行くことはできませんが、九州の神社を巡ろう!と計画中。

このアニメを通して「神社へ参ろう」と感じたり、お子さんと「神様はいるのかな」なんてお話できるだけでも、意味がある作品だと思います^^

 

是非、日本の精神を感じてみてくださいね^^