コロナ騒動があってからというもの、失業率の増加や大幅な給与カット問題が深刻だった日本。
もちろん、日本だけの問題ではないのですが、海外諸国の政府の対応と違い、大きな支援金対策は取られないままでしたね。。。
そんな中、深刻な円安が進み2022年には「海外出稼ぎ」を取り上げたメディアにより、一気に【海外出稼ぎブーム】が引き起りました。
ニュースで報道されている内容は、海外在住者の私から見ても、嘘は無く問題ないと思います。実際、私も日本で海外へ出るべきか悩む若者の背中を押せたら、、と在住者の生の声として記事にさせて頂いた程です。
>>その時の記事はコチラ👇
しかし、そういった報道により、
「お金が欲しい」=「海外出稼ぎ」=「簡単に誰でもできる」
を謳い、甘い罠をしかける詐欺グループが横行するようにもなってしまいました。
今回は、どんな事件が実際にあったのか。また、だまされないためには、どんなことに気を付ければいいのかをお話ししたいと思います。
これから海外渡航を考えている方必見ですよ^^
昨今の「海外出稼ぎ」と従来の「海外出稼ぎ」のギャップ
そもそも、「海外出稼ぎ」や「出稼ぎ」とは、従来【一定期間、自分の居住地を離れて働き、就労期間が終了したら元の居住地に帰る事。】を指し、多くは農村地から近代産業発展地へと稼ぎに行く際に使われた言葉です。
農業や漁業だけでは、冬場など凌げない時に、兼業従事者が増えたのが背景ですね。
そういった背景による、従来イメージする「出稼ぎ労働者」とは、多少過酷であっても居住地に残る家族へ仕送りをするために「より良い賃金で」働く労働者だったのではないかと思います。
それでは、一体何故、最近「海外出稼ぎ」=「甘い生活」の様な言われ方をするようになったのでしょう。
メディアによる「海外出稼ぎ」煽りは危険!?
例えば、カナダに住んで10年以上になる私ですが「飲食業で働くのなら、カナダの方が何倍も稼げる&自分次第では貯金も何倍も速くできる」事を知って、カナダで生活し、働くことを選びました。
確かに、昨今メディアで取り上げられている「海外出稼ぎで稼ぐ人達」の内の一人だと思います。なので、冒頭にも書いたように、メディアの内容に「嘘は無く、問題は無い」と思っています。
では、何が危険だと思うのか。
それは、メディアで流されていない事もあるという事。
私もそうですが、インタビューに答えている人達も、「初めから楽勝で稼げて、優雅な暮らしをして、休みは沢山ですよー!!」なんて事はありません。
そこに行くまでの苦労やトラブルは、報道されていないんですよね。。
私のケースですが、
- 就労ビザや永住権を取るのに、100万ほどかけた
- 英語のスコアがいるので仕事をしながら猛勉強
- 英語のテストは、約3万円/回の費用がかかる(目指す点数まで何度も受けなくてはいけない)
- 初めの店では、世間知らずの為、3年間で総額350万円ほどちょろまかされていた
といった事を乗り越えて、永住権までたどり着きました。
確かに、労働条件や労働法だけみても、日本よりかなり環境がいいのは間違いありません。ホワイトな企業が多く、日本の様な「サービス残業当たり前」なところはほとんどありません。
それでも、粗悪な環境のところが残っているのも事実であり、就労ビザを餌に中国や韓国、日本などから労働者を連れてきて、2年間働かせ倒すところもあります。
「海外に行けば稼げる」とばかり考えるのではなく、渡航費やビザ取得費、生活費など差し引いてもプラスになるにはどうすればいいのか。といった留学設計をきちんと考えて渡航するべきだと言えるでしょう。
日本人も狙われている!? 人〇売買や臓〇売買組織の存在。
これは隣国、台湾で近頃報告されている詐欺事件なのですが、「高収入」「好条件」「渡航チケット付き」「住み込み」などを謳い、カンボジアでの求人を募った詐欺事件が相次いで報告。
報道によると、インターネット上の求人広告に応募し、いざ渡航すると、あらぬ疑いをかけられ監禁され、業務上のミスとして高額請求される。といったケースがほとんどだ。
また、インドネシアで報告されている出稼ぎ事件として、こんなものもある。
職業紹介所にて「ドバイの富裕層宅での就労」を紹介してもらい渡航したところ、「感染症にかかっていないかの健康診断を受けろ」の指示で何故かカタールの病院へ。
そこで、同意なく注射を打たれ、気が付いた時には既に遅し。腎臓を抜き取られていた。
というのだからなんとも恐ろしい。。
以前の私なら、「こんなものに引っかかる人はいないだろう」と考えていました。
しかし、私の働いていたカナダのお店のオーナーも、実際に日本や韓国のサイトに「カナダの求人」を
- 「渡航チケット付き」
- 「寮完備」
- 「高収入(日本からすると)」
の好条件で出していたので、その中に悪質な組織が紛れ込んでいてもおかしくないな。と怖くなりました。
そもそも、あまりにも好条件で「誰でもいいから働いてほしい」様にうたう所は、本当の求人であったとしても「何か問題がある」と思って良いと思います。
インターネット上のみの契約は危ないので気を付けましょう!!!
売〇斡旋業者によるスカウトやエージェントなりすまし
これは、私の方に問い合わせ頂いて驚いた話なのですが、「海外出稼ぎ」がうたい文句の「買〇斡旋業者」が今、かなり多いというのです。
もちろん、募集内容にそういった業者である事は書かれているのですが、中には直接スカウトしてきて
- 「高収入」
- 「現地サポートあり」
- 「日給チップ込みで30万以上可能」
などといった曖昧な表現であおり、渡航費を送金したら連絡が取れないなんて事も。
また、悪質なのは、留学エージェントを装い、実は売〇斡旋業者という事もあるようなので、印鑑やサインを押す場合は必ず全ての文書に目を通しましょう!
因みに、売〇行為は国によっては犯罪です。特にアメリカは今、海外出稼ぎを斡旋しているエージェントも売〇婦も厳しく取り締まっています。
旅行で入国しようとしただけなのに、厳しく別室で取り調べを受ける事も増えてきているようです。恥ずかしいですね。。
水着の写真があっただけで、疑われてそのまま日本へ送り返された人も。
海外では、就労により金銭を稼ぐにはビザが必要です。旅行の場合は就労は認められていません。しっかりとしたエージェントを見極めましょう。
「海外で稼ぐ」ために必要な事。
とはいえ、中々賃金の上がらない日本に「希望を持てない」若者の気持ちは痛いほど理解できます。
同じ時間働くのであれば、環境も賃金もいい方が良い。当然ですよね。
但し、成功させて欲しいからこそ気を付けて欲しい事も。日本と違い、「自分の身は自分で守る」事が何よりも重要な海外生活。
簡単に何もせず稼げることなんてありません。時間やお金を自己投資して得れるものです。
知識を身につけて「海外出稼ぎ」を成功させて下さいね^^
下調べは徹底的に
まず大事なのは、下調べ。情報を沢山持つことが何よりも役立ちます。
留学するにしても、稼ぎに海外へ渡航するにしても、
- 何にどのくらい費用がかかるのか
- 必要なビザの種類は何なのか
- ビザの取得に必要な期間は?
- 現地での生活費は?
- 実際に生活している人の情報は?
などなど、調べる事はたくさんあります。
少しでも疑問に思う事は、全てクリアにしておきましょう。
安易に人を信用しない
甘い話をおいしそうに持ってくる人は、まず怪しむところから入った方が吉。
特に、Twitterなどで「海外出稼ぎ行きたい」なんてつぶやいた人に片っ端から、コメントしている様な人には気をつけた方が良いでしょう。
中には、本当に親切心から「自分の経験で良ければお話しますよ」なんて方もいらっしゃいます。そんな時でも、実際に信じるに値する人かどうかはしっかりと見極めましょう。
最近、「送金トラブルが本当に多いな」といった印象を受けているので、「○○の代行しますよ」なんて提案に、安易に送金しない様にしましょう!!!
現地の情報不足ならエージェントを使おう
確かに、初めての海外渡航となれば「右も左も分からない」のが当たり前。飛行機のチケットを取ったり、医療保険は?など不安な事だらけでしょう。
そこにつけ込んでくる悪徳業者も存在しますので、少しでも不安が残る様であれば必ず、お金を払ってでも、大手もしくは中堅エージェントを介して下さい。
「留学」や「ワーキングホリデー」などが目的の方なら、恐らく一度は留学エージェントへ相談している事だと思います。
しかし、「海外出稼ぎ」が目的で渡航しようという方は、細かい注意点だけでも、まず留学エージェントへ相談することをおススメします。
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このエージェントは、留学経験者がつくるオーダーメイドの留学プランが定評。
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まとめ
今回は、「海外出稼ぎ」の裏で広がる危険な甘い罠についてお話させて頂きました。
連日、メディアで報道されている「海外出稼ぎ」。確かに不可能ではありません。実際に、私の住むここカナダでも、日本の何倍も稼ぐ人がほとんどです。
しかし、そのために必要なビザの取得方法や資金、期間、かかってくる税金など、知っておくべき情報はたくさんあります。
そういった事をきちんと教えてくれる、エージェントや留学アシスタントの方以外の、「海外出稼ぎ」をうたう怪しい業者にはくれぐれも気を付けて下さいね!
皆さんの留学や海外渡航が成功することを祈っています🤞🤞🤞