カナダに移り住んで、約10年ほど経ちましたが投資や資産運用は全くの未経験だった私。毎月稼いだお金をそのまま普通預金口座へ入れて放置。がマイスタイル💦
しかし、それではいつまで経っても口座という箱にお金を入れているだけ。。
少ない利子に満足していてはもったいない!と、永住権を取れたタイミングで、やっとファイナンシャルプランナーの方に相談に行ってきたので、分かりやすくまとめてみました^^
無知の私でも、分かりやすく説明して頂いたので、ここでシェアします!! 永住権がなくても利用できる様なので、興味がある方は、是非見ていってくださいね^^
TFSA(Tax-Free Saving Account)って何??
「TFSA」とは、一般的な貯蓄を促進する目的で、2009年にカナダ政府が始めた制度・口座「Tax-Free Saving Account」の事。日本でいう「NISA」に似ていますね^^
最大のポイントは、このTFSA内で株や投資信託を運用できる事・またそこで得た利益や配当に対しての課税が免除されるという事。
普通預金口座で投資や貯蓄をしていても、利益などに対して課税されてしまうので、節税をし、資産を管理するのにはこの制度は利用するべきだと言えるでしょう。
また、急遽お金が必要となってもいつでも引き出し可能。手数料もとられません。
各銀行や証券口座で作ることができるので、自分に合った使い方を選びましょう^^
TFSAの利用資格は?
この便利なTFSAを利用したいけど、ワーキングホリデーや就労ビザの人でも持てるの?と思いますよね。。
2022年現在、カナダ政府のサイトでは「誰がTFSAを開設できるのか?」に対し、こう答えています。
- 18歳以上で有効なSIN(Social Insurance Number)を保持している。
- カナダの居住者。
え。これだけ?と拍子抜けですが、どうやらできそうですね^^
しかしながら、あまりに短期の滞在だと「カナダの居住者」とみなされない場合もある様なので、口座を開設する際に確認してくださいね^^
TFSAには利用限度額がある!
このアカウントは、運用による利益や配当に対して課税されないので、毎年すべての利用者に平等に限度額が与えられます。(上記表内記載)
あなた個人に与えられる限度額は、過去をさかのぼって、「TFSA開設の権利を得た年から」現在に至るまでの、トータル金額が入金可能です。
複数の銀行や証券口座でTFSAを開設できますが、トータルしてその金額までなので、間違えない様にしましょう^^
例)
例えば、2018年からカナダのSINを持ち、居住していた場合。
2018年分:C$5500
2019年分:C$6000
2020年分:C$6000
+)2022年分:C$6000
C$23500
という計算で、トータルC$23500が入金可能額となります。
限度額を超えて入金してしまった場合、ペナルティが課されるので、絶対に超えないようにしましょう!
CRA(カナダの歳入庁)のアカウントをお持ちであれば、ウェブサイトのContribution Roomにて確認することができます。
TFSAの基本的なルール
使い方はとっても簡単なのですが、入金や引き出しを繰り返し過ぎると自分の限度額が把握できなくなるので、きちんと管理しましょう。
- 年間入金限度額を超えた入金はできない。
- 年間入金限度額に満たなかった分は、翌年以降に繰り越される。
- TFSA内のお金はいつでも引き出し可能。引き出した分は、翌年の限度額に加算される。
- たとえ引き出したとしても、限度額は変わらない。
- TFSAは個人名義でしか管理できない。配偶者との共有などは不可能。
(個々に開設する必要がある。) - あくまでも貯蓄用口座なので、デイトレーディングは禁止。
TFSAはメリットだらけ!!デメリットはある?
こうしてみてみると、TFSAってメリットしかないじゃん!って思いますよね。そうなると、用心深い日本人心が発動してしまいます💦
根掘り葉掘り、しつこくファイナンシャルプランナーさんにデメリットも聞いてきたので、紹介しますね^^
TFSAのメリット
まずはメリットから見ていきましょう^^
- 利益や配当が非課税
- いつでも引き出すことができる
- 限度額内なら確定申告が必要ない
①やはりTFSA最大のメリットはこの「利益や配当に対して非課税」という事ですね。
株や債券・投資信託や貯金など、どのような運用に対しても得た利益に対して一切の税金がかかりません。
普通預金口座に眠らせているお金があるのであれば、TFSAに移した方が節税になりますね^^
②貯金や投資をしていても、急にまとまったお金が必要な時ってありますよね。そんな時でも、TFSAなら自由に引き出すことができます。ペナルティーも何もないので安心して利用できます^^
③これは結構嬉しいポイント。TFSA内なら、投資で得た利益にも税金がかからないので、カナダでの確定申告(TAXリターン)で申告する必要がありません^^
これを機に、投資を始めてみてもいいかも^^
デメリットは?
一方で、デメリットはあるのでしょうか?見ていきましょう^^
- 限度額以上の入金はペナルティがある
- 出金した時がトリッキー
- しっかり管理する必要がある
①ファイナンシャルプランナーさんも口をすっぱくして言っていたのがこれ。
「絶対に限度額を超えない様に。」
正直なところ、「そんなに投資にまわせるお金なんて無いから関係ないかー。」と思っていたのですが(笑)、よくあるから何度も注意してくれたのだと思います。
②ちょっとトリッキーなのが引き出す時。出金はいつでも可能なのですが、TFSAから現金を引き出しても限度額に変わりはありません。つまり、
例)
限度額5000㌦既に入金済→1000㌦引き出す→また1000㌦入金は✘!!
しかし、引き出した分の金額は翌年の限度額に加算されるので、翌年の限度額が6000㌦だとしたら、6000+1000=7000㌦が限度額になります。
③銀行や証券口座でTFSAを開設しても、入金の限度額は自分で管理するしかありません。特に、アラートなどは何もないので、しっかり把握・管理しましょう^^
投資初心者の私のTFSAの使い方
完全に投資初心者の私。それでも「これは使わない手は無いな。」と思ったので、早速始めてみました^^
TDバンクで投資信託
やはり、初心者だし安心なのは投資のプロの方にお願いする「投資信託」だなと思い、初めは、TDバンクでの投資信託にしました。
ファイナンシャルプランナーさんの予約を取り、じっくり相談の元、ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンの中間のものを選び、また月々100㌦ずつ積み立てていくことにしました^^
過去10年のポートフォリオを見せてもらいながら相談するので、分からないことは聞いてみましょう^^
因みに、あまりに何も知らないと話にならないかと思ってコレで勉強していきました(笑) 少しは役にたった.....かな(笑)
Welthsimple(証券口座)で個別投資
投資信託を始めてみたら今度は、「自分でも何か銘柄を選んで、個別株やETFを購入してみたいなぁ。」と思い、同僚の韓国人の強い勧めのあった「Welthsimple」も始めてみました。
この「Welthsimple」は、売買委託の手数料無し・最低保持額も無し・一株から購入可能のとてもシンプルで使いやすいプラットフォームなので、初心者の私でも理解できました(笑)
【詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ】
⬇️⬇️⬇️
私の場合、投資信託とは別で「Welthsimple」でもTFSAを開設し、そこで株の取り引きを試みています^^
利益が出たとしても、非課税なので頑張って利益出していきたいところですね👍
まとめ
ちょっと今回は頭が痛くなるような話題でしたね💦 しかし、TFSAは開設する権利があるのであれば、そちらで資産運用するのが断然おすすめです^^
投資に関しては、私も超初心者。すべては自己責任なので余剰資金で行う様にしましょうね^^
そして、博打は打たない様に。。少しでも勉強してからをおススメしておきます。。