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【殺人分析班シリーズ】”石の繭” ”水晶の鼓動” ”蝶の力学” 感想/レビュー


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2015年にWOWOWでドラマ化され、大ヒットだった連続ドラマ『殺人分析班シリーズ』

ユニバース作品である、『公安分析班 邪神の天秤』をやっと見る事ができたので、全作品をまとめてご紹介したいと思います^^

 

サスペンス・ミステリー好きの方は、ハマるであろう本作品。原作はなんと累計発行部数80万部以上!! おススメの見る順番もあるので、是非最後までお付き合いくださいね^^

 

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「殺人分析班シリーズ」の作品情報/あらすじ(レビュー有)

WOWOWオリジナルドラマとして放送された、『警視庁殺人分析班』シリーズ。

刑事だった父親の背中を追い、捜査一課の刑事となった新人刑事・如月塔子と、その配属先「十一係」のメンバーで連続殺人犯を ”筋読み” で、捜査していくサスペンス。

 

原作は、麻見和史の『警視庁殺人分析班シリーズ』(全15巻/講談社文庫)で、2023年12月時点で累計発行部数80万部突破という事から、その人気がうかがえますね^^

 

▶シリーズ作品(文庫本)発行順

『石の繭』◀ドラマ化

『蟻の階段』

『水晶の鼓動』◀ドラマ化

『虚空の糸』

『聖者の凶数』

『女神の骨格』

『蝶の力学』◀ドラマ化

『雨色の仔羊』

『奈落の偶像』

『鷹の砦』

『凪の残響』

『天空の鏡』

『賢者の棘』

『魔弾の標的』

『鴉の箱庭』

 

 

最近の刑事ドラマや警察小説に多くみられる「組織対個人」や「部署同士の軋轢」というスタイルではなく、本格ミステリ的謎解きを重視して描かれているのが特徴 。

猟奇殺人を扱う作品ではあるものの、極度にグロテスクなシーンは描かれていないので、バイオレンスやグロが苦手な方にも、おススメ✨

「犯人は一体誰?」「その動機は?」そういった刑事推理ドラマが好きな人にはおススメですよ^^

 

💡久々に「シリーズ全巻読みたい!」と思わせてくれる作品でした^^
 
ドラマは、人気のため「悪の波動」(スピンオフ作品)まで放送されました☜これが凄く良かった!!!!!
このスピンオフをより良く見るために、見て欲しい順番で紹介していきますね^^
 

石の繭

ある日、モルタルで固められた変死体が発見される。2体目、3体目と続く連続殺人なのだが、犯人(トレミー)と名乗る人間から捜査一課に電話が。。。

調べを進める内に、17年前の母子誘拐事件との関りが浮かび上がってくる。

犯人は一体誰なのか?なぜモルタルで固めるのか?

 

これは、かなり面白かった!「筋読み」で事件を解決に導いていく捜査一課十一係のメンバーに親近感が湧いてきます^^

未解決事件の残すものとは。。。考えさせられるいい作品でした。

 

あまり詳しく書くと、ネタバレになちゃうので(まっさらで見て欲しい)このくらいにしておきますが、この作品を観て「絶対全部見る!!!!!」となるくらいおもしろかったですよ^^

 

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水晶の鼓動

続いて2作目のこれを見て欲しい!

今回の事件は、部屋を真っ赤に染められた「赤い部屋」殺人事件。サイコキラーを思わせる「OX」の文字。猟奇殺人事件なのか?

PTSDに苦しむ主人公は無事、事件を解決に導くことができるのか?

 

この回の、犯人捜しに関しては正直「ん?」と思う所もあったのですが、、、(動機がいまいちでした💦)、目玉はそこではなく1作目の犯人「トレミー」とのやり取り。

 

この2作目を見て、私は完全にトレミーの虜になっちゃいました。。決して快楽殺人犯(サイコキラー)ではない、悲しき殺人犯を見事に演じきっていて、やるせなくなりましたね。。

トレミーだけでも、充分に見る価値があります!

 

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悪の波動

次に見て欲しいのが、このスピンオフ作品『悪の波動』

内容に関しては、一切ネタバレしたくないので、ただ「見て下さい」とだけ言っておきます^^

 

30分間ドラマⅹ全5話なので、一気に見てしまう事間違いなしですよ^^(石の繭の次に好きな作品です^^)

 

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蝶の力学

そして、殺人分析班シリーズの最後はこれ、『蝶の力学』

惨殺された資産家の喉には可憐な花が活けられていた。猟奇殺人にも見える事件だったが、そんな中、新聞社に犯人から挑発的なメールが届く。

一見、劇場型犯罪にも見えるこの事件。一体犯人の目的は?花の意味は?

 

この麻見和史さんの作品って、筋読みを通して犯人を絞っていく王道ミステリーなので、一見「サイコサスペンス」に見えますが、犯人はサイコキラーではありません。

犯罪心理学好きで「サイコキラー」ものが見たいと思って見ると、ちょっと違うってなりますよ^^(秩序型のサイコキラーは、『蝶の力学』の最後に出てきますので、ここは超見どころですよ!!)

 

猟奇的に見えるものが、猟奇的でなく、普遍的に見えたものがじつは猟奇的だった。

最高でした。面白かった!

しかし、最後の最後に本物のサイコキラーを出してきたのが気になる。。スピンオフ出して欲しい!(WOWOWさん、お願いします^^)

 

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ユニバース作品「公安分析班 邪神の天秤」もおススメ!

殺人分析班シリーズで、主人公である如月塔子とバディを組んでいた鷹野秀昭が、公安に異動したあとのストーリー。

捜査一課(捜一)とのやり方の違いに戸惑いながらも、公安のやり方を学んでいく鷹野の姿を描いていく。

 

 

 

 

公安の扱う事件という事で、組織的なテロや捜査一課との衝突など、見所が盛沢山。

実際の公安がどうなのかは知りませんが、「敵を欺くにはまず味方から」といった捜査手法やS(スパイ)を使った捜査など、、、かなり面白かった!

 

因みに、犯人を勝手に推理していたのですが、見事にだまされましたーっ🙈ハラハラさせられる事間違いなし!是非、ご覧くださいね^^

 

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まとめ

ミステリー要素強めの本作品、原作とは少々結末が違うものもあるようですが、ハラハラとさせられる展開に、どちらも目が離せません!

猟奇殺人の見せ方も、品があって好みでした^^(グロテスクやバイオレンスに頼った描写は好きではないので💦)

最近見た「だから殺せなかった」もWOWOWドラマだったなぁ。。満足度高いです。WOWOW。

 

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