カナダへ留学やワーキングホリデーで来たら、まずは生活に必要な準備で追われることでしょう。
しかし、安全に生活をスタートさせるには必要な事ばかり。銀行口座の開設もそのうちの一つですね。
ここでは、海外でどうやって銀行口座を開設したらいいのか、おすすめの銀行はどこなのかなどについてバンクーバー歴10年の私の経験をもとに、お話ししたいと思います。
銀行って開設するべき?
もしもあなたが、半年以下の短期留学なのであれば口座開設の必要はありません!というより出来ません。
半年以上の滞在ができるビザをお持ちの方のみ開設可能です。
ですが、半年以上の留学で滞在予定の方は、必ずと言っていいほど必要になってきますので、早めに準備をすることをおススメします^^
給料の支払いは銀行の小切手
カナダでは日本と違って、給料は
- 銀行の小切手
- 銀行振り込み
で支払われる事がほとんどです。
口座を持っていないと、貰った小切手の現金化がとても大変なので、働く予定の方は口座開設しておきましょう。
面接の際に口座はあるか確認される事がほとんどなので、準備していくと良いでしょう。
現金でお金を持ち歩くのはとっても危険!
日本では、財布に現金がたくさん入っていてもあまり危険に感じることがありません。
ですが、ここは海外・カナダ。
もしあなたがカフェでお金を払おうと財布を開け札束が入っているのを見られたら、奪おうと目を付けられる可能性が非常に高いです。
カナダに限らず海外では、現金とは所有者の名前がないので奪ってしまえば自分のもの。という価値観が存在します。
また、そういった観点からかどのお店でも支払いはクレジットカードやデビットカード、チェック(小切手)を使用することが一般的で、そもそも現金での支払いを断られるケースもあります。
もちろん日本のクレジットカードも利用できますが、現地の口座で支払えるデビットカードがあるとレートを気にせず使えるので、銀行口座の開設をしておくと便利です。
日本ではシェア率の高いJCBのクレジットカードは使用不可のお店もまだまだ多いです。
渡航前にクレジットカードを作ってくる際はVISAやMastercardが良いでしょう^^
<おすすめのクレジットカードはこちらの記事をどうぞ👇👇>
バンクーバーのおすすめ銀行
カナダで銀行口座を開設する際、日本にはない口座維持費の有無やATMやデビットカード利用時に必要なTransaction Fee(トランザクションフィー)という物があります。
事前にホームページで調べておきましょう。
カナダでは5大バンクといって大きな銀行が5つありますが、ATMの数や口座維持費、日本語対応サービス等に違いがあります。
ここではあくまでもカナダ生活10年以上の私が独断でおススメしてきた銀行2つを紹介したいと思います。
①TD BANK
TD BANK(Canada Trust)はカナダ全土で2番目に大きい銀行です。
バンクーバーのダウンタウンにある大きな支店では、日本語に対応してくださるスタッフの方も常駐しており、英語に自信がない方や日本語でしっかり理解したい方でも安心して口座開設できます。
TD BANKでは、口座の残高によって口座維持費やATM・デビットカードの手数料が変動しますので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
おススメのプラン:TD Unlimited Plan(私も利用中!おススメです)
- 口座維持費:無料
- デビットカード・ATMの月の利用制限:無し
- デビットカード・ATMの手数料:無し
- 日本語対応:予約時に伝えていれば日本語対応のスタッフ可能
⚠️口座維持費は開設してから半年は無料。
7か月目からは$4000以上を常に口座に入れておけば引き続き無料。
残高が$4000を切ってしまうと$16.95/月の維持費が引き落とされます。
②CIBC
トロントに本社がある銀行で5大バンクの中で5番目に大きい銀行です(笑)
ですが、1年未満の留学の場合、一番おススメなのがこの銀行です!
日本語対応の店舗は知っている限りではありませんが、英語で開設に挑戦してみたい方にもおススメです。
おススメのプラン:CIBC smart for Foreign Workers
- 口座維持費:無し(口座の残高に関係なく1年間は無し)
- デビットカード・ATMの月の利用制限:無し
- デビットカード・ATMの手数料:無し
なんと!CIBC で口座を作るとクレジットカードも一緒に申請することができます!!
私の知っている限り、カナダの大手銀行で残高もカナダでのクレジットヒストリーもない外国人で、クレジットカードを作れるのはここだけです!
デビット機能では1日での利用限度額というものがあるので、高額な支払いをする際はクレジットカードを利用すると思います。
はじめは限度額$500からと低いスタートですが、どんどん利用していれば限度額も上げてもらえるのでおススメです。
Personal Banking and Financial Services | CIBC
銀行開設の手順
それでは実際にカナダで口座開設をする際の流れをみていきましょう。
今回は、1番利用率の高いTD BANKでの開設の手順を紹介していきますが、大体の銀行は同じ流れです。
事前に公式サイトで確認していきましょう。
開設したい銀行を選び、担当者の予約を取る
🔶まずは、口座を開設したい銀行を決める
選ぶ際のポイントとして、
- 口座維持費
- ATMやデビットカードの利用限度回数
- 日本語対応の有無
などがあります。
私の体感では、上で紹介した2つの銀行を利用している留学生がほとんどなのでおすすめはしますが、事前に自分に合ったサービスプランがある銀行を調べて決めましょう。
🔶次に、口座開設の為の予約を取る
銀行口座を開設する際には、必ず予約を取る必要があります。
<銀行で直接予約を取る場合>
銀行の入り口にある受付カウンターにて、口座を開設したいという事を伝えます。この時に、日本語を話せる銀行員を希望と伝え、予約日時を決めます。
I would like to open a Bank account.
Can I make an appointment with a Japanese representative?
(銀行口座を開設したいのですが、日本人の銀行員の方で予約を取れますか?)
受付の方が、予約可能な日時を提案してくれますので、都合を確認した上で予約を取ります。
名前や連絡先を聞かれると思いますので、間違えないように伝えましょう。
どの銀行でも、開設できる口座には
- Chequing Account(チェッキングアカウント)
- Saving Account(セービングアカウント)
の2種類がありますが、大きくまとまったお金を入金したり貯蓄の必要がない場合はChequing Account(チェッキングアカウント)のみの開設でOKです。
開設に必要な書類などの準備
予約が取れたら、事前に銀行口座開設に必要なものを確認しましょう。
基本的に必要なものは下記になります。
- パスポート(写真付きID)
- 所持しているビザ(ビザ査証)
- 開設時に滞在している住所
- 開設した口座に入れる現金
- ワーキングホリデーの方はSINナンバー(社会保険番号)
- 携帯電話番号やe-mailアドレス
SINナンバーはまだ取得していなくても、後に申請した後に伝えることができますので、開設時に銀行員の方にその旨を伝えてください。
<SINナンバーの申請の方法はこちら👇👇>
お金を入金してキャッシュカード・デビットカードを使ってみる
銀行口座の開設の際に
✅デビットカード機能はいるか
✅ATM利用時の4桁の暗証番号
✅開設時の入金金額
等を設定し、その日のうちにキャッシュカード・デビットカードを貰う事ができます。
ATMでのカードの使い方をその時に説明してくれますので、分からないことは聞いてみてください。
銀行開設での頻出英単語
銀行口座 :bank account
口座番号 :account number
残高 :balance
現金 :cash
暗証番号 :PIN number
取引 :transaction
預け入れ(入金):deposit
引き出し(出金):withdraw
金額 :amount
振込 :transfer
まとめ
海外で銀行開設って緊張しますよね、初めは誰もがそう思います。
でもこうやって流れを見てみると、自分でもできそうだなぁと安心しませんか?
日本とは違うシステムに戸惑う事もあるかもしれませんが、日本語対応のスタッフの方もいらっしゃいます^^安心して留学中の大切なお金を保管しましょう。