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【追悼】”末期ガンでも元気です 38歳~”の作者、ひるなまさんに励まされた人は多いはず。


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カナダ時間で、2022年12月16日に「末期ガンでも元気です 38歳エ〇漫画家、大腸ガンになる」の作者である、ひるなまさんご逝去のニュースが流れてきました。

ほんとについ最近、YouTubeのお勧め動画で上がってきて、何故か気になるなぁ。と拝見したばかりの時でした。

ショックと感謝といろいろな気持ちが込みあげてきたので、今回は紹介も兼ねて、追悼の記事を書かせて頂こうと思います。

 

 

「末期ガンでも元気です~」との出会い

1週間ほど前、久々の休日にYouTubeでも見ようとホームにいくと、強烈な題名と可愛らしいウサギのキャラクターが目に飛び込んできました。

「末期ガンでも元気です 38歳エ〇漫画家、大腸ガンになる」

 

………………気になる。すごーく気になる。思わず題名をポチっとしてまずは第1話から見始めました。

内容は、上で紹介した ひるなまさんの闘病エッセイ漫画を1枚ずつ流しているもので、流石はプロ漫画家…………おもしろい。そして絵が綺麗。

大腸ガンの検診をされた経験のある方はわかると思うのですが、ツライ部分の描写も「おもしろく、前向きに」表現されているので、とにかく見やすい。

気付けば、次へ次へと見進めていき、現在1話~4話までしかないため、本を購入。

 

急に38歳という若さで、末期ガンを告知され、受け入れるだけでもお辛い思いをされていた事だと思います。

しかし、その困難を重すぎず、かつ削りすぎずに漫画という形で

「ガンになっても、こんな生活できるよ」

「セカンドオピニオンは大事だよ」

「ポジティブにいこうよ」

 

と、多くの事を伝えてくれました。

 

カナダの医療制度に負けてはいられない

今回、追悼の記事を書こうか、いや、書かまいか。。と散々迷ったのですが、こんなにもひるなまさんの本に共鳴したのには訳がありまして。。

 

というのも、今年の10月。日本へ一時帰国した際に「各種ガン検診」を受けてきたのですが、なんと乳がん検診で引っかかってしまったのです。。

 

「ガンを疑う」というものというよりは、「恐らく良性だがガンを否定できない」というレベル3という診断結果。

一時帰国中だったため、大急ぎで乳腺外科を予約し、専門医に診てもらう事に。ドクターにも「1週間後にはカナダへ帰る」事を伝えていたため、*細胞診だけ念のためにしましょう。と。

「きっと大丈夫だとは思うけど、万が一結果が再検査だった場合はどうする?」

との問いに、まさか自分はそんな事ないだろう、と高をくくっていたのですが…………。

 

結果は、再び「判定不能(悪性か良性か)、要*針生検」

 

※)細胞診
しこりの細胞を、先の細い注射器で吸い出し、細胞を調べます。
難点は、結果の信ぴょう性が低いという事らしい。

※)針生検
確定診断に使われる診断方法。細胞を太めの器具で切り取り、調べます。
ほぼ90%は確定診断できるとの事。

 

その時、既にカナダへ帰っていた私は、あまりのショックで軽くパニックに。

急いでクリニックへ行き、全ての事情を説明。カナダの乳腺外科へ紹介状を書いてもらう事になったのですが。。

…………カナダの医療って、永住者や市民は無料で受けれるんです。しかし、これがやっかいなもので、無料だからすごい数の患者さんが待ち状態なんですね、、

さらに、日本での検査結果が使えず、また1からカナダでやり直してくださいと。

予約を取るための電話を毎日しているにもかかわらず、繋がらない。病院が繋がらないなんて日本じゃ考えられません。

 

1からの検査ですら予約が取れない事3週間。そんな時に出会ったのが、ひるなまさんの闘病エッセイだったんです。

 

正直、今すぐに検査をうけたければ日本に帰るしか方法がありません。しかし、一時帰国となると目が飛び出るような出費なのです。

 

「待てば受けれるのか、でももし悪性だった場合、手遅れになるんじゃないのか」

「大金かけて一時帰国して、何もなかったらそれも嫌だな」

 

そんなことばかり考えて、動けなかった時に ひるなまさんの本に出会い、

「お金じゃない。命には替えられない。」

と思う事ができ、日本へもう一度、一時帰国しようと考える事ができました。

 

年齢も近く、出身地も同じ九州という事も有り、なんだか自分の事の様に重ねながらひるなまさんのエッセイを見ていたためか、ネガティブな思考よりポジティブにできることはしよう。と思えるようになりました。

 

ひるなまさん、赤裸々でかつポジティブな闘病記に大変励まされました。

今頃は、お好きな漫画を描かれている事でしょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

「末期ガンでも元気です 38歳エ〇漫画家、大腸ガンになる」

自分にできる事は、記事を書いて一人でも多くの人にこの為になる本を読んでもらう事だと思いささやかながら、ご紹介させて頂きます。

 

まとめ

今回は、突然の悲報をうけ迷いながらも、追悼の記事をかかせて頂きました。

私だけでなく、たくさんの人が励ませれたことでしょう。

安らかにお休みください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。  2022年12月17日