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【料理人が伝授‼】包丁の研ぎ方。カナダで包丁を研いでくれる包丁屋も紹介。


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一家に一本は必ずあるでしょう、「包丁」。お気に入りを使っている方も、色々な種類の包丁を集めている方もいらっしゃることでしょう^^

 

💡特に、私の住むカナダでは、就労ビザ取得において最も人気なのが「COOK」。

初めて飲食店でお仕事をされる方も、「マイ包丁を買ってこい。」なんて言われるのが日常茶飯事です💦

 

ただ問題は、「包丁の研ぎ」。日本と違って、路上で研ぎのプロが研いでくれるなんて事はありません。(日本でも、最近は減ってきましたね。。)

見よう見まねで研いでも、包丁を傷めつけるだけ。。基本さえしっかり入れておけば、あとは手が覚えるので、この記事では、基本を紹介したいと思います^^

 

こんな人におススメ👌
  • 包丁が切れないのにイライラしている方
  • これから自分で包丁を研がなくてはならない方
  • 簡易シャープナーを使っている方
  • 海外で、切れない包丁のメンテナンスしたい方

 

砥石の種類と選び方

まず、「砥石」について簡単に説明します^^

砥石には、粒度を表す「番手」というものがあり、#800#2000といった様に表現されます。この粒度は、数字が小さいほど荒く、数字が大きいほど細かくなります。

 

<種類は3種類>

☐荒砥石:
#200~600(刃欠けの時などに使用)
☐中砥石:
#800~2000(通常の研ぎで使用)
☐仕上げ砥石:
#3000以上(鏡面まで綺麗に磨き上げる時に使用)

 

一体どの砥石を選べばいいの?と思うかもしれませんが、家庭で使用する分には、真ん中の「中砥石」のみで充分です^^ プロであれば、3種類全てを揃えておくのが◎。

また、包丁の素材によっても選ぶ砥石はかわってくるので、どんなものでも使える砥石を選びましょう^^

 

<料理人である私のおススメの1本はコレ👍>
使った様子は下記で紹介^^オールマイティに使えてわざわざ日本から購入するほど^^

 

 

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刃の黒幕シリーズ:オレンジ#2000

 

包丁を研ぐタイミング

料理人の中には、包丁を研ぐマニアがいまして💦、まだまだいけるのに毎日研いでいる輩もいます。。。(使い方や頻度にもよりますが、丁寧に研いで丁寧に扱えば、そんなに研ぐ頻度は、高くなくても良いです)

 

⚠️確かに、昔から愛されている鋼包丁は「錆びやすさ」から、毎日メンテナンスは必要です。しかし、研ぎを毎日してしまうと、どんどん小さくなっていきますのでご注意を^^

基本的には、家庭用であれば月に1~2回、プロであれば(使用状況にもよる)週1~2回程度の研ぎメンテナンスで大丈夫です^^

 

💡研ぐタイミング
  • トマトがスーッと切れない
  • 玉ねぎを切ると汁が出て目に染みる
  • ビニールがスッと切れない
  • 使うと腕が疲れるようになった(力が入っている)

 

砥石を使った包丁の研ぎ方

なかなか、キッチンワークの長い人でも、きちんと研げないのが包丁。基本をしっかりと覚える事が大切ですね^^

ここでは、砥石を使った包丁の研ぎ方を説明していきたいと思いますが、その前に、料理人ですらもやってしまう「包丁の良くない研ぎ方」を紹介します。

 

こんな研ぎ方はNG

料理人の中でも、間違った研ぎ方をしている人が本当に多いです。。。(料理のプロでも、研ぎのプロではないので仕方無いと言えば、仕方がない。。)

これは、きちんと教わるチャンスがあったかどうかで、差が出る所だと思います。。

 

⚠️間違った研ぎ方例
  • 研ぐ箇所をきちんと押さえていない(研げていない)
  • 研汁(研くそ)を洗い流している
  • 歪んだ砥石を使っている
  • 研ぎやすい箇所ばかり研ぐので、刃形が変わっている(鶴首など)

 

・まず一番見ていて多いのが、研ぎたい刃の部分を左手で押さえれていない

包丁の先っぽを押さえて、下の方を砥石でこすっても、研げません。必ず、研ぎたい箇所の刃先を砥石と手で挟んで、研ぎましょう!

 

 

・そして、せっかく出た砥汁(研くそ)を洗い流している

※この黒いザラザラが砥汁(研くそ)

これを出すことが重要になってきます。この砥汁が出ていないと、綺麗に研げません。洗い流すなんてもってのほか!このザラザラを使って、しっかり研ぎましょう^^

 

・これもかなり多い。。。歪んだ砥石を使っている

画像引用元:砥石の凹み直しをしてみた - 老頭児おじさん奮闘記

※分かりやすい画像だったので、「老頭児おじさん奮闘記」の記事から拝借させていただきました。

研いでいると、どうしてもこういった形になってきます。そこで重要なのが「砥石の面直し」。(下記で紹介)

平べったく直す必要があるのに、めんどくさいからとこのまま研ぐ料理人もいるので驚きです💦

 

・そして、本当によく見るのが「鶴首包丁」

画像引用元:研ぎ前の包丁は職人から見て何が「ひどい」のでしょうか? - Quora

※こちらも、すごく分かりやすい画像だったので、引用させていただいてます。

上の写真の様に、砥ぎ前の方は、先っぽが鶴の首のようになっている包丁の事を「鶴首包丁」といい、料理人の間では、「恥ずかしい」とされる研ぎ方です。。

 

研ぎ後を見てわかる様に、本来は反りがしっかりとついた片刃包丁だったのが、間違った研ぎ方を続けると、写真の様になってしまいます。

本来、買った時の形を崩さない様に研ぎ進めるのが正解。包丁の良いバランスを崩さない様に研ぐことが大切です!

 

砥石で研ぐ手順

それでは、砥石で包丁を研いでみましょう^^

※お気に入りの シャプトン 刃の黒幕 #1000 中 オレンジ K0702

 

<ステップ①>

まず、砥石を10~15分間水に漬けます。(シャプトンは、漬けなくてもいい使用になっていますが、他の砥石はこの工程があるので、一応説明しますね)

※砥石は、吸水タイプと吸水しないタイプがあり、するタイプは予め水に漬けておく必要があります。まれに、ずっと水に漬けているのを見ますが、それはNG。

(シャプトンの様な、吸水しないタイプは、この工程は飛ばしてOKです^^ 少し水をかけながらで◎)

 

<ステップ②>

砥石が滑らない様に、セットします。

※この滑り止めパッド、おススメですよ^^

 

<ステップ③>

コイン2枚分ほどの角度を付けて、刃先を砥石に押さえつける。

※好みがあると思いますが、基本は「砥石に対して、包丁は45度の角度」で研ぎます。

刃の角度も、コイン2枚分や、3枚分と好みはありますが、あまり角度をつけすぎると、切れなくなるのでご注意を。

 

<ステップ④>

前後に動かして研いでいく。

※包丁の柄の付け根部分をしっかりと押さえ、反対側の手で「研ぎたい箇所」を砥石に押し付けます

奥側に押す時に力を入れ、手前に戻す時は力を抜きましょう^^

 

※研いでいる時、こういった黒いザラザラが出ますが洗い流さない様に‼ この「砥汁(研くそ)」が出ていると研げている証拠です。これを使って、綺麗に研いでいきます。

 

<ステップ⑤>

研いだ側と反対の刃先に「かえし(かえり)」が出ているかを確認する。

※このかえし(かえり)が出ていると、きちんと研げている証拠です。逆に、ツルツルで何も感じなければ、刃がきちんと研げていないという事になります。

かえし(かえり)を刃先全体に出せたら、裏返してそのかえしを研ぎ落しましょう^^

 

<ステップ⑥>

天ぷら紙などを用意し、包丁の切れ味を確認する。

※分かりづらいですが、紙を持って、真っすぐ包丁を入れます。

スーッと切れたら◎。引っかかる所はまだ研ぎが足りない証拠です💦 抵抗なくスッと切れるまで、研ぎましょう。

 

砥石自体のメンテナンスも必要

上でも少し触れましたが、包丁のメンテナンスだけでなく、「砥石自体」のメンテナンスも必要になってきます^^(歪んだ砥石では、研げません💦)

 

使っているうちに、どんどん真ん中だけが窪んでくるので、砥石を購入する際は、同時に面直しも購入する事をおススメします^^

 

使い方は簡単👌 歪んだ砥石を面直しで円を描くようにこすり平らにするだけ^^

<料理人の薦める面直しはコチラ👇👇👇>

 

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末広 面直し#280 ライトブルー

 

カナダにある包丁研ぎサービス

いやいや、やっぱりプロに頼みたい!という方もいるでしょう!

日本では、すぐに見つかる砥ぎサービスも、ここカナダではなかなかありません💦 和包丁買うのも一苦労ですよね。。。

 

今回は、カナダに住む料理人の方には、是非行って欲しい!そんなお店を紹介します^^

 

👇👇👇日本から直輸入の和包丁を扱う「三徳(SANTOKU)」さん


Yaletownの一角にあるお店には、和包丁がぎっしり! 砥石はもちろんのこと、研ぎ方のセミナーもされている様なので、興味がある方は是非^^

 

 

<場所>

 

まとめ

きちんと研がれていない包丁を見ると「あぁ~研ぎたい!!」と思ってしまう私。職業病ですね(笑)

やってみるまでは、「難しそう」と思うかもしれませんが、基本を頭に入れておけば、意外と研げますよ^^ 

一度、スパッと切れる包丁を使ったら二度とギコギコには戻れません👍 ご自身の包丁、メンテナンスしてみてはいかがですか?